使用するスパイスを制限して作る簡単インド料理企画・第3回です。
今回はあっさりめのメニューです。
3日目のお献立
- ダイコンのコリアンダーカレー
- チキンスープ
- ごはん
簡単に説明します。
- ダイコンのカレーは、コリアンダーパウダーを多めに使用します。南インドの日常食であるサンバルっぽい味になります(あくまで「それっぽい」というレベルです、笑)。
- チキンスープは最後にクミンの香りを加える超簡単メニュー。
- ごはんは日本米でOK。
では、今回も筆者の行動を追跡してみましょう。
3日目のお買い物リスト
- 鶏手羽元830g(500g+6本という買い方をしました。翌日使用分を含む)
- トマト1個
- ダイコン200g(野菜なら何でも可)
- チキンコンソメの素
- ヨーグルト1パック(翌日用)
- ココナッツミルク1缶(翌日用)
- キャベツ400g(翌日用)
3日目の行動記録(いずれも3食分)
- ごはんを炊きます。炊飯器のスイッチをオン!
- チキンスープを作ります。鍋に手羽元6本、にんにく大きめ1かけ(スライス)、しょうがスライス5枚程度、ししとう1本(縦に切れ目を入れる)、チキンコンソメの素1かけ、塩小さじ1/2、水650ccを入れて煮る。タマネギなどの香味野菜の切れっぱし(普通なら捨てる部分)を加えるといい味が出ます。沸騰したら弱火にして1時間。アクを取り除く。水が減ったら適宜足す。
- 煮ている間にダイコンのカレー用の材料を切る。ししとう2本(小口切り)、タマネギ1/2個(繊維を断ち切る方向に5mm幅スライス)、トマト1個(乱切り)、ダイコン200g(一口大に切りましたが、1cm角とかのほうが短時間で煮えるのでおすすめ)
- 熱源が2つ以上あれば、ダイコンのカレーも並行して作る。鍋にサラダ油大さじ2、マスタードシード小さじ1を入れて中火で加熱する。
- マスタードシードが弾け始めたら、ししとうを加えてまぜる。
- タマネギ、塩小さじ1/2を加えて、できるだけ強めの火で炒める。しんなりして全体が透明になるまで。色がつくまで炒める必要はありません。
- 中火にしてトマト、塩小さじ1を加える。木ベラなどでトマトをつぶしつつ炒める。塩を加えることでトマトが崩れやすくなります。細かくつぶす必要はありません。
- 弱火にしてターメリック小さじ1/2、カイエンペッパー小さじ1/2、コリアンダー大さじ1を加えてまぜる。常にかきまぜつつ、弱中火で1分炒める。
- ダイコンと水150ccを加える。ダイコンに火が通るまで煮る。ダイコンのコリアンダーカレー完成。
- クミンシード小さじ1/2を粗くつぶす。スープを煮始めて1時間たったら、火を止めてクミンシードを加える。石臼などがあればいいのですが、普通は持ってないでしょう。クミンシードをラップでゆるめに包んで、包丁の背でたたくなどの方法でもいけると思います。細かくつぶす必要はなく、「ちょっと形が崩れてきてるな」程度につぶします。面倒なら、つぶさずにそのままで。チキンスープ完成。
- ごはんが炊けたら食べる。
- 寝る前に翌日の準備をする。鶏手羽元500g、にんにく1かけ(すりおろし)、しょうが1かけ(すりおろし)、ヨーグルト大さじ3、クミンシード小さじ1、レモン汁小さじ2をまぜて冷蔵庫に置いておく。
注意点
- ダイコンのカレーでは、タマネギを炒めるときに色をつけません。ここでのタマネギの役割は「具材として&甘味を出す」です。
- 調理時間短縮のため、塩を加えるタイミングを考えましょう。タマネギを炒めるときに加えれば、水分がとんで早く炒めることができます。トマトといっしょに加えれば、トマトが崩れやすくなります。
食材について&もう少し凝りたい人へ
- チキンスープが完成したら、骨から鶏肉を外してサーブするという手もあります。食べやすくなります。面倒ならそのままでも問題ありません。
- コンソメの素を使うのは、インド料理においては邪道とも言えます。筆者としては、「まあいいんじゃない」という認識です。そう考えるようになったきっかけは、牛肉だんごのカレーを試作した際にコンソメの素を入れてみたら、インドで食べた味に極めて近くなったことです(笑)。
- もしあるならウラドダール小さじ1、タカノツメ1本、ヒング小さじ1/4、カレーリーフ10枚くらいをダイコンのカレーに使用します。マスタードシードが弾け始めたら加えます。
3日目はこれで終了です。
4日目につづく。
1日目、2日目の記事はこちら。