マスタード味のフィッシュカレー、ショルシェ・マーチ shorshe maach を紹介します。
料理の特徴を簡単に説明します。
- インド東部、ベンガル地方の料理
- 本来は淡水魚を使う(Rui?Rohu?鯉に近い?)
- タマネギ、にんにくを使用しない
- すりつぶしたマスタードを使用する
- マスタードオイルを使用する
- つまり、だいぶマスタード味
いつにも増してええ加減な説明です。
では、作ります。
材料(3~4食分)
【以下をマリネして15分置いておく】
- 魚500g(今回はサーモンを使用)
- ターメリック小さじ3/4
- 塩小さじ1/2
【以下をミルなどで挽いてペースト状にする。できあがりは約100cc】
- マスタードシード大さじ2(30分水に浸けておく)
- 青唐辛子2本
- 水適量(ミルがスムーズに回る程度)
【ホールスパイス】
- カロンジ小さじ1/4
【パウダースパイス】
- ターメリック小さじ1/2
- カシミリチリ小さじ1/2(なければカイエンペッパーとパプリカパウダーを半々で)
- クミン小さじ1
【その他の材料】
- マスタードオイル大さじ5
- ヨーグルト100g
- 塩小さじ3/4
- 砂糖小さじ1/2
- 青唐辛子2本(縦に切れ目を入れる)
作り方
- 広めの鍋にマスタードオイルを熱し、マリネした魚を入れて焼く。やや強めの火で両面にしっかり焼き色をつける。魚を取り出して、器に取っておく。
- 鍋にマスタードオイルが大さじ3残るように調整する(写真は調整後)。つまり、大さじ3より多く残っているようなら、クッキングペーパーなどで余分な油を拭き取る。大さじ3より少ないようなら、足りない分を足す。魚の種類によって鍋に残る油の量が違ってくるかもしれませんが、サーモンだと多く残りました。
- 再び油を熱し、カロンジを加える。
- カロンジからプツプツと泡が出てきたら、いったん火を止めてマスタードペースト、ヨーグルト、パウダースパイス、塩小さじ3/4、砂糖を加える。弱火にして、常にかきまぜつつ沸いてくるまで炒める。
- 魚を鍋に戻す。切れ目を入れた青唐辛子2本とヒタヒタの水を加えて弱火で5分煮る。
- 食べる。
ドロドロ~っとした濃度になります。少し時間を置くとマスタードの刺激も穏やかに。
注意点
- 魚にはしっかりめに焼き色をつけます。魚を取り出した時点ですでにかなりウマそうなので、つまみ食いをしたくなります…というか、しました。そりゃするやろ!普通や!
- ヨーグルトを加えてから魚を加えるまでは、木ベラなどで常にグルグルかきまぜつつ煮ます。
- ミルの性能にもよると思いますが、マスタードは結構しつこく挽かないとスムーズなペーストになりませんでした。
- マスタードペーストを加えた段階で味見をするとかなりキツイ味がしますが、失敗ではありません。最終的には食べれる程度に穏やかな味になります。
食材について
- 本来はRui?とかRohu?とかいう淡水魚を使うようです。詳しくは知りませんが、鯉に近い魚のようです。
- マスタードオイル→ベンガル料理でよく使われる。マスタードの香りそのまんまなオイル。
- カシミリチリ→赤色が鮮やかで辛味が穏やかな唐辛子。インド食材店で売っていることがある。チリを使わないレシピもあるようなので、なければ省略してもいいのかもしれません。
- ヨーグルト→種菌から作ったものを使用。市販のものなら、小岩井・生乳100%がおすすめ。なければ、他のヨーグルトでも。
- レモン汁で酸味を加えてもおいしそうです。
では、また書きます。
その他のシーフードレシピ、ヨーグルトの種菌情報はこちら。