パキスタン風のフィッシュカレーを紹介します。
「パキスタン風」と言っても、富山県射水市にあるホットスプーンというお店で食べたフィッシュカレーを真似て作ってみたもので、どのへんがパキスタン風なのかは自分でも分かっていません。
特徴を簡単に挙げておきます。
- タマリンドとトマトによる酸味が利いている
- アジョワンの香りが特徴的(オレガノに似た香りだそうです)
- フィッシュカレーにしてはスパイス多め
- 当然のように油多め
多くのパキスタン料理店でそうであるように、油マシマシにしてあります。
動画版はこちら。
では、作ります。
材料(3食分)
マリネ用材料(魚にターメリックと塩をすりこんで2時間置く)
- 魚 300g(今回はスズキを使用。わりと何でも使えます)
- ターメリック 小さじ1
- 塩 小さじ1/2
ホールスパイス
- アジョワン 小さじ1/2
- メティ 小さじ1/4
パウダースパイス
- ターメリック 小さじ1/4
- チリパウダー 小さじ1
- コリアンダー 小さじ2
- クミン 小さじ1
- ガラムマサラ 小さじ1/2
その他の材料
- 油 大さじ5
- タマネギ 150g、中3/4個(繊維を断ち切る方向にスライス)
- にんにく(すりおろし)小さじ1
- しょうが(すりおろし)小さじ1
- 青唐辛子 1本(縦に切れ目を入れる。なければ、ししとうで代用または省略)
- 塩 小さじ1と3/4
- トマト 150g、中3/4個(粗みじん切り)
- 香菜の根茎(刻む) 小さじ2
- タマリンド 30g(ぬるま湯150ccに15分くらい浸けておく)
作り方
- 広めの鍋に油を熱し、マリネした魚を入れて炒める。両面にこんがり色が着く程度でよい。魚は取り出して置いておく。
- 同じ鍋にホールスパイスを加える。油もそのまま。アジョワンから泡が出てきて、メティがやや茶色く色づくまで、鍋を適度に揺すりつつ中火で加熱する。
- タマネギを加える。できるだけ強めの火でやや色づくまで炒める(写真は炒め終わり)。
- 弱火にして、にんにく、しょうが、青唐辛子を加えてまぜる。
- ガラムマサラ以外のパウダースパイスと塩を加える。弱中火でかきまぜながら粉っぽさがなくなるまで炒める。
- トマトと香菜の根茎を加える。適度につぶしながら、弱中火で炒める。木べらですくって落とすと「ボタボタ…」となるくらいまで。時間にすると約7分でした。途中での濃度が濃くなるようなら、適宜水を足す。写真は炒め終わり。
- ぬるま湯に浸けておいたタマリンドを手でモミモミする。お湯が茶色くなるので、そのお湯だけを鍋に加える(タマリンドのカスは使わない)。沸騰させたら、蓋をして弱火で5分煮る。
- 魚を鍋に戻し入れる。必要であれば、水を加える(写真では150ccの水を加えています)。沸騰させたら、蓋をして弱火で5分煮る。
- 火を止めてガラムマサラを加える。
- お好みで刻んだ香菜の葉(分量外)をまぶす。
- 食べる。
辛味と酸味がしっかり利いた仕上がりになります。ライスと合わせるのがおすすめ。
注意点
- 油の使用量にビビって減らそうなどと思わないこと。
- トマトを加えたら、しっかりめに炒めること。
- 水を入れすぎないこと。最初は少なめに入れておいて、足りないようなら後で足すのが無難です。
食材について
- 魚→今回はスズキを使用しましたが、わりと何でもいけます。サーモン、サワラ、鯛、ブリ、サバなどでも。
- アジョワン→この料理を特徴づける存在ですが、結構クセのある香りです。ハーブの香りが苦手な人は要注意。アジョワンをマスタードシードに替える、またはアジョワンを省略してメティ小さじ1/2、でもいいと思います。
- タマリンド→酸味付けに使用します。ペーストではなく、ブロック状のものを使用。タイ食材店とかでも売られています。
では、また書きます。
その他、シーフードを使用したカレーはこちら。