「スパイスってどこで買うの?」とよく訊かれます。
普段からスパイスを使って料理をしている人(日本ではかなりのマイノリティですが)にとっては「今さら」な話ですが、身近なところから順番に紹介していきます。
1.スーパーで買う
普段スパイスを使っていない方は意外と知らないようなのですが、普通のスーパーにもある程度は置いてあります。
インド料理でよく使われるスパイスのうち、イオンなど一般向けのスーパーで見かけるのは、
- ターメリック
- タカノツメ(中華食材として置いてあることが多い)
- クミン
- ブラックペッパー
- カイエンペッパー(唐辛子の粉)
- シナモン
- ガラムマサラ
というところです。
これだけあれば、それなりのものは作れてしまいます。
一般のスーパーで売られているスパイスはエスビーの小瓶が多いように思います。利点は量が少ないため、使いきりやすいことです。当然ながら、頻繁に作るようになると、それが欠点に変わります。
2.輸入食材を扱っている店で買う
明治屋や成城石井など、輸入食材店で買います。
筆者が住んでいる場所は都会とは呼べませんが、幸いなことに輸入食材を多めに扱っているスーパーがあります。
こういったタイプのお店ではさらに品揃えが増えて、
- クローブ
- カルダモン
- コリアンダー
- スターアニス(八角、中華食材として)
- フェンネル
- フェヌグリーク(メティ)
- マスタード
なども売られていることが多いです。
モノによっては一般のスーパーでも売っているかもしれません。
スーパーや輸入食材店でスパイスを買うことの利点
- 一瓶あたりの量が少なく、使いきりやすい
- 他の買い物のついでに買うことができる
欠点
- 欲しいスパイスが置いていない可能性が結構ある
- スパイスを買うためだけに立ち寄ることがない(面倒)
3.ネット通販で買う
インド食材店で買うという手もありますが、近くにそういう店がない場合はネットで買うしかありません。
筆者がよく利用しているのは、アンビカ・トレーディングです。
https://www.ambikajapan.com/jp/
ここならスパイスだけでなく、米や豆、オイル類まで、ほとんどのものが入手できます。
利点と欠点は一般のスーパーの逆。
利点
- インド料理で使う食材はほぼ入手できる
- 店まで出かける必要がない
欠点
- 最も少ない容量のものを買っても、普段あまりスパイスを使う機会のない人にとっては量が多く、使いきりにくい。
4.初心者向けの少量セットも
使いきりやすいように、いろいろなスパイスを少量セットで提供するという試みも始まっているようです。
こちら、印度カリー子さん考案の「スリム・スパイス」。
https://indocurry.thebase.in/items/11349126
これは「広告」ではありません(笑)。
筆者は印度カリー子さんとは面識がありませんが、彼女のビジネスセンスは素晴らしいです。
はっきり言って、これだけの種類があれば、インド料理を作るにはほぼ困りません。当然ながら全体量のわりに値段は高くなりますが、この値段でこれだけの種類のスパイスを揃えることができるというのは大きな利点です。
まとめ…筆者の囁き
- 一般のスーパーでも基本的なスパイスは手に入る
- 輸入食材店へ行けば、だいたいのスパイスは手に入る
- ネット通販ならほとんどのものは手に入る
- 多くの種類を少量ずつ、というセットも売られている
筆者もそうでしたが、最初は一般のスーパーで入手できるもので作り始め、必要なスパイスはその都度買い足していくとムダが少なくなります。
またはもっとハードルを下げて、手持ちのスパイスで作れないものは作らない。どうしても作りたいと思うようになったら、新しいスパイスを買い足す、という手もアリです。
「…となると、お前が書いてるレシピのメニューはほとんど作れねぇじゃねぇか!」と思われるかもしれません。
確かにそのとおりですね(笑)。
そもそも、ハマらなくていいんです。
ちょっとやってみて、「やっぱりや~めた」でもいいわけです。
途中で挫折した人向けに「余ったスパイスを消費する方法」とか書いてみたいですね。
では、また書きます。