牛肉で作る肉だんごのカレー、「ビーフ・コフタ・カレー」を紹介します。
料理の特徴を簡単に説明します。
- 肉団子とジャガイモをココナッツミルクで煮る
- コッテリ味
- 南インド、ケララ州のクリスチャン料理
「インド人は牛肉を食べない」と思っている人が意外と多いのですが、ムスリムやクリスチャンは牛肉を食べることがあります。
では、作ります。
材料(3食分)
【肉団子用材料(以下をまぜまぜして団子を作る。14~15個分。)】
- 牛挽き肉250g
- 香菜(ザクザク刻んで)大さじ1
- 塩小さじ1
- マサラペースト(以下記載のものから使用)小さじ2
【マサラペースト用材料(以下をミルなどで水少量とともにペーストにする)】
- にんにく、しょうが(すりおろし)合わせて大さじ1
- ターメリック小さじ1/2
- コリアンダーパウダー小さじ2
- フェンネルシード小さじ1/4
- カルダモン2個
- クローブ2本
- ブラックペッパー小さじ1
- シナモン1cm×6cm
【その他の材料】
- 油大さじ3
- カレーリーフ10枚くらい(なければ省略)
- タマネギ250g、大きめ1個(繊維を断ち切る方向にスライス)
- 青唐辛子1本(小口切り)(なければ、ししとうで代用または省略)
- じゃがいも250g、大1個(皮をむいて一口大に切る)
- ココナッツミルク250cc
- 塩小さじ1と1/2
作り方
- 広めの鍋に油を熱し、カレーリーフを加える。10秒くらい鍋を揺すりつつ、香りを立たせる。
- タマネギを加える。できるだけ強めの火加減でやや色づくまで炒める(写真参照)。
- 弱火にして青唐辛子を加える。まぜる。
- 肉団子に使った後の残りのマサラペーストと塩を加える。弱中火で常にかきまぜつつ1分炒める。
- 弱火にしてココナッツミルクと水150ccを加える。ポコポコ泡立ってきたら、弱火のまま5分煮る。
- 肉団子を加える。沸騰してきたら、蓋をして弱火で15分煮る。写真は肉団子を加えた直後。水加減など参考にしてください。
- ジャガイモを加え、再び蓋をして弱火で煮る。ジャガイモに火が通ったら完成。
- 食べる。
やや淡泊なズッシリした肉団子とホクホクのジャガイモに、濃厚なココナッツミルクベースのグレイビーをドバドバと。ライスはもちろん、チャパティなどとも合います。
注意点
- ココナッツミルクを加えた後は焦げ付きやすい&肉団子が崩れやすいので、弱火で煮ます。
食材について
- 挽き肉→牛でなければ鶏、もし入手できるならマトンでも。豚はあまりおすすめしません。
- ココナッツミルク→この料理に関しては、パウダーではなく缶入りのココナッツミルクを使用します。パウダーは仕上げに加えるぶんにはいいのですが、煮込むには不向き。モロモロのアワアワになってきます。そもそも、ココナッツミルクで煮るという工程自体、ケララではわりとよく見かけますが、インド全体で見るとどうなの、という印象。
- カルダモン、クローブ、シナモンなど甘い香りのするスパイスを使用、フェンネルを使用、辛味はチリではなくペッパーで出す、というのはケララの肉カレーに特徴的なスパイスの使い方です(個人的に経験した範囲での印象ですが笑)。
- ケララで食べたものと比べるとイマイチ味が薄くて、分量の調整など苦労したレシピです。最終手段としてコンソメの素を半かけ加えるという手もあります。インド料理の観点からは邪道でしょうが、実際に現地で食べたものに近い味になってしまいました。
では、また書きます。
他の牛肉を使ったレシピはこちら。