南インド・ケララ州の炒め物、トーレンを紹介します。
このブログですでに何度か紹介している料理ですが、特徴を簡単に説明します。
- 削ったココナッツを使った蒸し炒め
- 野菜を使ったものが多い
- が、エビや小魚を使ったトーレンもある
- スパイスの使い方がシンプル(マスタード、ターメリックくらい)
今回はビーツを使用します。カレーリーフを使用していませんが、忘れたわけではありません(笑)。
では、作ります。
材料(副菜として4食分)
- ビーツ300g、大きめ1個(しりしり器でおろす。道具がなければ、みじん切り)
- ココナッツオイル大さじ1と1/2(なければサラダ油)
- マスタードシード小さじ1/2
- 塩小さじ1/2
【以下をミキサーにかけ、粗めのペーストにする】
- ココナッツファイン30g
- ターメリック小さじ1/4
- にんにく1かけ
- 青唐辛子1本
- 水(ミキサーを回すために最小限の量)
作り方
- 広めの鍋かフライパンにココナッツオイルを入れて中火で加熱する。オイルがある程度熱くなったら、マスタードシードを加える。
- マスタードシードが弾け始めたら、火を弱めてペーストを加える。水分を飛ばすために、かきまぜながら2分程度炒める(水分が飛ぶと、ペーストがモッタリと重くなってきます。写真参照。)
- ビーツと塩を加えてまぜる。蓋をして、弱火で蒸し炒めにする。写真はまぜた直後。
- お好みの食感になったら、完成。
- 食べる。
シンプルなだけに、ビーツの甘味がよく分かる仕上がりになります。
注意点
- ココナッツペーストは、なめらかにしないこと。ペーストとは言っても、食感が残る程度に粗くします。
- ベッチャリな仕上がりにはしないこと。必要であれば蓋を開けて水分を飛ばします。それでもベッチャリなってしまった場合は、完成した後に蓋を開けて少し置いておくだけでもかなりマシになります。
- しりしり器を使ってすりおろすと、包丁で切った場合とは違って断面が粗くなります。この食感がとてもいいので、しりしり器をお持ちの方は是非。
食材について
- ココナッツファイン→本来は生のココナッツ果肉を削ったものを使用します。
- ターメリック→きれいな黄色を着けるために使われることが多々ありますが、この料理において本当に必要なのかと疑問に感じました。結局ビーツの紫色一色になるので(笑)。
では、また書きます。
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