ケララの代表的料理のひとつ、マッパスを紹介します。
特徴を簡単に説明します。
- コリアンダーパウダーの使用量が多い
- スパイスの使い方がシンプルなものが多い
- ココナッツミルクを使う
- 肉、シーフード、野菜など、様々なバリエーションがある
今回は鶏むね肉で作ります。加熱時間を短くすることで、しっとり柔らかに仕上がります。
では、作ります。
材料(3食分)
【スパイス以外の材料】
- 鶏むね肉200g(親子丼に使うくらいの大きさに切る)
- ココナッツオイル大さじ2(なければサラダ油)
- カレーリーフ10枚くらい(なければ省略)
- にんにく1かけ(みじん切り)
- しょうが(にんにくと同量を千切り)
- タマネギ100g、中1/2個(繊維を断ち切る方向にスライス)
- 塩小さじ1
- ココナッツミルク100cc
【ホールスパイス】
- マスタードシード小さじ1
- タカノツメ2本(半分にちぎって種を取り除く)
【パウダースパイス】
- ターメリック小さじ1/2
- コリアンダー大さじ1
- フェンネル小さじ1/2
作り方
- 鍋にココナッツオイルを熱し、マスタードシードとタカノツメを加える。マスタードが弾け始めたら、カレーリーフを加える。鍋を10秒くらい揺すりつつ炒め、カレーリーフの香りを立たせる。
- タマネギを加える。できるだけ強めの火で炒める。タマネギがしんなりしてきたら、にんにく、しょうがを加える。
- 引き続き、タマネギがやや色づくまで炒める(炒め加減は写真参照)。
- 弱火にしてパウダースパイスと塩を加える。弱中火で常にかきまぜながら1分炒める。
- 鶏肉を加える。中火で鶏肉の表面が白くなるまで炒める。
- ヒタヒタの水を加える(水加減は写真参照)。蓋をして、弱中火で煮る。沸騰したら弱火にして、3分煮る。火を止めて、5分置いておく。
- ココナッツミルクを加えてまぜる。
- 食べる。
ライスとともにいただきます。汁気がやや少なめになるので、副菜と合わせたほうがよい(と言いつつ、筆者は副菜なしで食べました)。
注意点
- 水を入れすぎないこと。濃いめに仕上げます。
- グレイビー多めにしたい場合は、水を増やすとともに、タマネギを150gに、ココナッツオイルを大さじ3にします。スパイスの量はそのまま。
- むね肉は加熱しすぎるとパサつきます。余熱を利用して火の通りを必要最小限にします。ココナッツミルクを加えると一気に鍋の温度が下がり、余熱を利用しづらくなります。そのため、鶏肉を煮た後は蓋をして5分ほど置いておきます。
食材について
- ココナッツオイル→真夏以外は固まっていることが多いので、使う前に湯煎しておきます。すぐに溶けます。
- フェンネル→ホールしかない場合は、ミルなどで挽いてパウダーにします。なければ、省略しても構いません。
では、また書きます。
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