包丁をほとんど使わずに作れるチキンカレーを紹介します。
タマネギなしで、ココナッツミルク、ヨーグルト、レモンで仕上げる少し変わったチキンカレー。スパイス使いもかなりシンプルです。
しかも、前日にチキンをマリネしておけば、あとはざっと炒めて煮るだけ。
では、作ります。
材料(3~4食分)
【以下をまぜまぜして一晩冷蔵庫に置いておく、無理なら2、3時間】
- 骨付きチキン500g(今回は手羽元を使用)
- にんにく(すりおろし)小さじ1
- しょうが(すりおろし)小さじ1
- カルダモン17個(皮をむいて中の黒い粒だけ取り出し、粗く砕く)
- ブラックペッパー小さじ1(粗く砕く)
- ヨーグルト大さじ2
- レモンの皮 約1/3個分(すりおろし)(面倒なら省略)
【その他の材料】
- ヨーグルト80cc
- ギー大さじ1(なければバター)
- ココナッツミルク50cc
- 青唐辛子2本(縦に切れ目を入れる)(なければ、ししとう)
- 塩小さじ3/4
- 香菜(ザクザク刻んで)大さじ1
- レモン汁大さじ1
作り方
- 鍋にギーを入れて中火で加熱。マリネした鶏肉を加えて表面が少し色づく程度に炒める(写真くらい。この写真は後日この記事に追加したもので、鶏肉1kgで作っています)。
- いったん火を止めてからヨーグルト80ccとココナッツミルク、塩を加え、弱中火で煮る。煮たってきたら青唐辛子を加え、弱火にして途中何度かかきまぜつつ40分煮る。写真は煮始めと煮る終わり。だいたい鶏肉が半分くらい浸かる程度をの水分量をキープします。様子を見つつ、水分が足りなければ水を足したり、多いようなら蓋を開けて煮たり。筆者の場合、蓋をせずに煮ました(写真は鶏肉1kgで作っています)。
- 火を止めて、香菜とレモン汁を加える。
- 食べる。
少し時間を置くと、ええ感じに濃くなります。鶏肉にソースがネットリからみつく感じ。
注意点
- 当初記事のタイトルは「超簡単!カルダモン・チキンカレー」だったのですが、「全然簡単ではない」というご指摘をいただいたため、タイトルを変更したといういきさつがあります。
- 水分量。鶏肉からも水分が出ます。筆者の場合、ヨーグルトとココナッツミルクを加えて煮始めるときに水を加えず、蓋をせずに煮ました。このへんは調理環境によって変わってくるかもしれません。何にしても、鶏肉が半分くらい浸かるくらいの水分量を保つように調整してください。
食材について
- カルダモンとブラックペッパーの組み合わせはとても相性がいいです。これだけで十分な威力。
- カルダモンはサフランについで高価なスパイスです。インドではカルダモンを盗んでいったメイドさんもいるそうです。そんな事情のせいか、インドには鍵付きの冷蔵庫があります。
- レモン→今回はライムを使用しました。すだち、柚子などでもおいしくできるのではないかと思います。
- ギー→インドのすましバター。なければ無塩バターで。それもなければ普通のバターで。それもなければサラダ油で。
では、また書きます。
その他のコッテリ肉カレーはこちら。