【インド料理レシピ】パサンダというムガル料理 ~インド風・チキンのクリーム煮

生クリームとアーモンドペーストで仕上げる濃厚な煮込み料理、パサンダ Pasanda を紹介します。

 

今回作るのは(次回はたぶんないけど)ムルグ・バダム・パサンダ Murgh Badam Pasanda です。

 

Murgh は鶏肉、

Badam はアーモンド、

Pasanda はこの料理の名前。

 

なので、鶏肉とアーモンドのパサンダ、ということになりますか…。ムガル帝国の宮廷料理から派生したものだそうです。

 

では、こってリッチに参りましょう。

 

材料(約3食分)

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【スパイス以外の材料】

  • 骨付き鶏肉500g
  • タマネギ150g(みじん切り)
  • にんにく1かけ(すりおろし)
  • しょうが1かけ(すりおろし)
  • 青唐辛子1本(縦に割ってから種を取り除き、細かく刻
  • ギー大さじ2(なければバター)
  • 塩小さじ1と1/2
  • 生クリーム15cc
  • 香菜(ざくざく刻んで)大さじ1

【アーモンドペースト、以下をブレンダーなどでまぜる】

  • アーモンド17g(ミキサーなどで粉末に)
  • 生クリーム40cc

【ホールスパイス】

  • ベイリーフ1枚

【パウダースパイス】

  • ターメリック小さじ1/4
  • コリアンダー大さじ1と1/2
  • クミン大さじ1
  • カイエンペッパー小さじ1/4
  • パプリカ小さじ1/4
  • ブラックペッパー小さじ1

 

作り方

  1. 鍋にギーを熱し、タマネギとベイリーフを加えて炒める。できるだけ強火で、広げて焼く、まぜる、広げて焼く…という感じ。これくらいまで炒める。

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  2. 弱火にして、にんにく、しょうが、青唐辛子を加えて軽くまぜる。
  3. 鶏肉を加える。表面に少しだけ色が付く程度まで炒める。中火。
  4. 弱火にして、パウダースパイスと塩を加えてまぜる。かきまぜつつ3分くらい炒める。
  5. 水40ccを加えて、弱中火で5分炒める。鍋底を覆う程度に水分(濃い茶色)が残っている状態になる。
  6. 水20ccを加えて、蓋をして弱火で20分煮る。鶏肉からも水分が出るので、やや少なめに水を入れる。ドロリとした濃度になるように調整する。
  7. アーモンドペーストを加えて、軽く温める程度に加熱する。
  8. サーブする前に香菜と生クリーム15ccを加える。
  9. 食べる。

 

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とにかく、味と香りが濃縮されたようなグレイビー(カレーソースのことね)がウマイのです!

 

チャパティなどといっしょに食べると良さそうですが、バゲットなどでもいけると思います。

 

注意点

  • 太りやすいメニューである。
  • 水を入れすぎないこと。入れた時点では少なく感じるかもしれませんが、煮ているうちに鶏肉から水分が出ます。
  • アーモンドペーストを入れた後は煮立てないこと。

 

食材について

  • ギー→インドのすましバター。なければバターで。それもなければサラダ油で。
  • 生クリームは乳脂肪分47%(!)のものを使いました。脂肪分高めのを使ったほうがおいしいと思いますが、お好みで。
  • アーモンド→今回使用したのは、スペイン産のマルコナ種。アメリカ産よりも香りがいいと思います。当然アメリカ産でもOKです。
  • むね肉を使ってもおいしそう。ただし、その場合は加熱時間など大幅に見直す必要があり、完全に別の料理になりそうです。でも、しっとり柔らかに仕上がったら…。誰か試してください。
  • 筆者だけの感覚かもしれませんが、意外と日本のご飯と合うように思います。脂が多いタイプのカレーって、日本米に合うような気がする。

 

こってり好きには特におすすめです。

 

では、また書きます。

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