鶏レバーを使った濃厚なカレーを紹介します。
この記事は
The Food of India by Carol Selva Rajah & Priya Wickramasinghe
Published by Om books International, New Delhi, India
を参考にしてお送りします。
- このブログでの呼び名:カシミール風レバーマサラ
- 「The Food of India」での呼び名:Kashimiri Chicken livers
- マサラとは…簡単にいうとカレーの濃いヤツ
- タマネギ、スパイス多め
- 香りの強い食材を多くぶっこんでレバーの臭みを制するイメージ
では、作ります。
材料(3~4食分)
【スパイス以外の材料】
- 鶏レバー400g(5分くらい水に浸けておき、よく水を切っておく。血のかたまりをできるだけ取り除く)
- 油大さじ6
- タマネギ400g、中2個弱(みじん切り)
- にんにく大きめ1かけ(みじん切り)
- 塩小さじ1と1/2
- しょうが4cm(すりおろし)
【ホールスパイス】
- クミン小さじ2
【パウダースパイス】
- ターメリック小さじ1
- カシミリチリ小さじ2(なければカイエンペッパー小さじ1)
作り方
- 広めの鍋に油を熱し、タマネギと塩小さじ1/2を加えて炒める。できるだけ強めの火でやや色づくまで(写真)。
- 弱中火にして、にんにく、クミンを加える。1分炒める。
- パウダースパイス、塩小さじ1、しょうがを加えて1分炒める。
- レバーを加えてまぜる。中火にして表面の色が変わるまで炒める(写真)。
- 水100ccを加えて沸騰させる。蓋をして弱火で5分煮る。5分たったら蓋を開けて、さらに5分煮る。(写真は水100ccを加えた直後と蓋を開けて5分煮た後)
食べる。
少し時間を置くと一段と濃くなります。
注意点
- タマネギはややしっかりめに炒めます。炒めが足りないと水分が多く出るうえに甘味が目立ってしまい、シマりのない味になります。
- レバーに火を通しすぎないこと。ゴワついた食感になってしまいます。
日本の食材を使うにあたって考えたこと
- タマネギの量。毎回のように登場しております、こやつ。レシピ本では「タマネギ4個」となっています。かなり多い。インドのタマネギ1個80gとして4個で320g。日本のタマネギの水分の多さを考慮して、使用量は400gとしました。普段は320g×1.5で480gとしていますが、なんだか多すぎる気がしたので400gに。ただの勘です。
- タマネギの炒め。レシピ本では「透明だが色づかない程度」となっています。日本のタマネギの旨味の弱さを考慮して、炒めをややしっかりめに。
- 水の量。レシピ本では500cc。何かの間違いかと思うくらい多い!このとおりに入れると明らかにシャバシャバになるので100ccに。すぐ食べるなら、もう少し減らしてもいいと思います。
- やはり水の多さと味の弱さが大問題だな。
ライスの他、チャパティなどとも相性がいいです。
では、また書きます。
その他のこってり系はこちら。