突然ですが、名古屋に用事があったので、エリックサウス・KITTE名古屋店へ行ってきました。
このブログで国内の飲食店のことを書くのは、なんと初めてです。
エリックサウスというのは南インド料理店です。
筆者が感じた特徴を簡単に挙げておきます。
- カジュアルな雰囲気、いい意味で「インド料理店」っぽくない
- そのせいか、女性の一人客が結構いる
- ターリセットやミールスなど、ビジュアル的に日本人に馴染みにある料理を前面に出している
- …んだけど、メニューブックを見るとオモロイ単品メニューがチラホラ
- 定期的に新しいメニューが登場している
- 発想が斬新…
- と思わせておいて、実は「基本」を外してはいないという印象
最初に断っておきますと、お店を批判するような記事を書くつもりはありません。単なる食い倒れ記録として読んでください。
一人でいろいろ食べてみた
…の前に看板からです。
最初の頃とは変わってる?
最初からこのデザインだったか記憶が定かではありません。
いずれにしても、HOTEL、VEG&NON VEG、MEALS READY、A/C RESTAURANT。これらの意味をまともに理解できる日本人はほとんどいないと思います。
こういう無駄なこだわり、筆者は好きです。
簡単な解説
- HOTEL→インドではレストランをHOTELと呼ぶことがある。じゃあ、宿泊施設としてのホテルをどう呼ぶかというと、やはりホテルと呼ぶ。ホテルには3通りある。飲食店、宿泊施設、飲食店・兼宿泊施設。大丈夫、見れば分かる。
- VEG,NON VEG→ベジタリアンと非ベジタリアンの区別。インドでは飲食店の料理から看板、メニューブック、スーパーの食品に至るまでしっかり区別される。
- MEALS READY→定食あります。
- A/C→エアコンあります。
看板も堪能したことですし、そろそろ食べます。
まずは、ラッサム・スープ。ラッサムとは南インドで日常的に飲まれる酸っぱ辛いスープです。
完全なシャバシャバ・ラッサムと比べると、味が濃いめ。お店のラッサム、という感じです。かなり好きな味です。
それはそうと、この器、ケララ州・コーチンにあるブルントン・ボートヤード Brunton Boatyard というホテルで同じようなものを見たことがあります。
ライオンの顔つき。
ドリンクは「サマー・ラッシー」。
これはカルピスっぽい味でした。
自宅でも作れないだろうか…。
つづいて、ゴビ65。秘密兵器っぽい名前です。
ゴビはカリフラワーのこと。スパイシーな揚げ物です。
衣が柔らかいけどサクっとしている…という不思議な食感。
おつまみに良さそう。
メインに選んだのは、エビのビリヤニ。
スタッフの方が目の前でパカっと蓋を開けてくれます。
パカっ。
かなりいい香り。
盛ります。
以前に食べたチキン・ビリヤニよりも、こっちのほうが好きです。
かなりウマイ。
期間限定なのかもしれませんが、個人的にはエリックサウスに来たらマスト・メニュー。
デザートはレモン・ファルーダ。
アイスクリームの部分が妙に固い…。
なんだ、固いまま出しやがって、と思い、仕方なくフォークをぶっ刺して食べてみたら、めっちゃウマイ(笑)。ラムネっぽい味がします。
たぶん「そういう食感と味」を楽しむものなんでしょうね(スプーンだけでなく、フォークも付いていたのはそのせいかもしれません)。
こんだけ食べて3200円でした。
これは定期的に来たくなります。
しかし、問題が。
- 筆者はできるだけ引き込もって料理やブログに時間を使いたい
- しかし、定期的に行きたくなる
- となると、名古屋まで行く必要がある
- もう一品は食べれたかなぁ、とも思う(つまり、4千円くらいの出費)
- ウチの近くにあるといいのだが、「ない」
そんなわけで、エリックサウスのことが嫌いになりました。
「嫌い」にふりがなを振ると、往々にして「すき」だったりします。
けなす記事を期待していた方、申し訳ありません(笑)。このブログでは、筆者が良いと思うものを紹介します。
「中の人」のやり方がうまい
エリックサウスの「中の人」は、Twitterでメニューの開発過程をチラ見せすることがあります。
カルピスっぽい飲み物ができた、とか。
エビのビリヤニの、レモンの周りの米がウマイ、とか。
作った過程を見せられて、しかもそれが視覚的においしそうなものとなると、見ている側としては「確認」に行きたくなります。
すでに頭の中に「おいしいイメージ」が出来上がっていて、それをわざわざお店まで確認に行くわけです。
キンコン・西野亮廣さんが「人は確認作業にお金を使っている」という話をされていますが、まさにそれだと思います。
まあ、イメージだけではなく、実際にもおいしいので言うことなしです。
では、また書きます。
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