みなさん、お久しぶりです。
筆者です。
ここ数日、実験、検証、仮説の立案を繰り返していました。
どういうことか簡単に説明すると、失敗作を量産していました。
せっかくなので、それもネタにしてしまいます。
まずは、黒砂糖とココナッツのアイスクリーム。
以前にご紹介した黒砂糖とココナッツのプリン(ヴァタラッパン)をアイスクリームにしたらおいしいのでは、と思いついて作ってみたものです。
これがヴァタラッパン。
大まかな手順
- 卵、黒砂糖で作ったシロップ、ココナッツミルク、生クリームで生地を作る。
- グラニュー糖、生クリーム、水少量でキャラメルソースを作る。
- 生地とキャラメルソースをまぜて、冷凍庫で冷やし固める。
こちらが出来上がり。
反省点
- 食感がややシャリシャリ。もっとネットリめにしたい。
- 甘味が足りない。
- キャラメルソース…なんか違う。ヴァタラッパンっぽくない。
シャリシャリなのはなぜだ
水分量が多いから。
シャーベットを想像すると分かりやすいですが、アイスクリームは水分量が多いほどシャリシャリに、脂肪分が多いほどネットリ食感になります。今回はこの点も計算のうえで試作したのですが、思ったとおりの結果にはなりませんでした。
以下、その計算方法。
全体に含まれる脂肪分を計算しました。
普段のアイスクリーム
- 牛乳+生クリーム=300cc
- 牛乳100cc(脂肪分3.8%)、生クリーム200cc(脂肪分47%)
- 脂肪分=100×0.038+200×0.47=97.8
今回のアイスクリームは牛乳をココナッツミルクに換えて作るので、脂肪分の数値がほぼ同じになるように分量を計算。
- ココナッツミルク+生クリーム=300cc
- ココナッツミルク(脂肪分16%)、生クリーム(脂肪分47%)
- 脂肪分を普段のアイスクリームとほぼ同じにするには、ココナッツミルク140cc、生クリーム160ccで作る
- つまり、140×0.16+160×0.47=97.9 ほぼ同じ!
…のはずなんですが、食感は同じにはならず、シャリシャリめに。
同じ「脂肪分」でも動物性と植物性で性質に違いがあるのかもしれません。
ココナッツ味が残るレベルで、ココナッツミルクの割合を減らすか。
甘さが足りない
甘くしたいです。
もともとジャガリーという黒砂糖は香りが良いのですが、グラニュー糖や上白糖と比べるとダイレクトに甘味が出ません。
- 普段のアイスクリーム→グラニュー糖100g使用
- 今回→黒砂糖(ジャガリー)65g+グラニュー糖(キャラメル用)40g
全体で5gしか差がないので、普段と比べて甘さが足りないのも当然か。
キャラメルソースはなんか違う
ヴァタラッパンというプリンには大量のカラメルをかけます。
ならば、アイスクリームにするならキャラメルソースを加えて…と思ったのですが、なんか違う。
これは単純な話で…
そもそも、プリンにかけるカラメルは基本グラニュー糖だけで作るけど、キャラメルソースはグラニュー糖に生クリームを加えて作るので、そりゃ違うわな、というわけですよ、おそらく。
生クリームなしでやるか。
もしくは、食べるときにカラメルをたっぷりかけるか。
思わぬ収穫が
手作りキャラメルソースが簡単で超おいしいことに気づきました。
黒糖とココナッツのアイスクリームを試作して玉砕。
…が、思わぬ収穫が。
手作りキャラメルのポテンシャルに気付いた。↓適当に作ったキャラメルソース、うま
1.グラニュー糖40ccと水15ccを茶色になるまで加熱
2.生クリーム40ccを加えてまぜる固めるための調整が必要ですが、こっちやります笑。
— レシピ垂れ流し工場長 (@CurryEnghi) July 21, 2018
ちょっとこれ、やってみます。
アイスクリームそっちのけで。
では、また書きます。
プリンのレシピはこちら。