南インド風の蕪入り豆カレーを紹介します。
簡単に説明しますと、
- 南インド、ケララ州の料理
- 豆と蕪をグズっと煮崩れさせる
- ペースト状にしたココナッツを使う
- ココナッツオイルを使う(なければサラダ油でも)
という…
ココナッツ&ココナッツ!!
なんともケララっぽい料理です。
では、作ります。
材料
いきなり写真が多すぎますね。
- トゥールダール200cc(ムングダールでも)
- にんにく1かけ(みじん切り)
- 青唐辛子1本(縦に切れ目を入れる。なければ、ししとう2本)
- ターメリック小さじ1/4
- クミンシード小さじ1/2(粗めにつぶす。つぶす道具がなければ、そのまま使う)
- 蕪70g、みかんくらいの大きさで1個(5mm角に切る)
- 塩小さじ2
- ココナッツファイン100cc(水適量とともにミキサーにかけてペースト状にする)
- ココナッツパウダー大さじ1/2(ココナッツファインとともにミキサーにかける。なければ省略)
【テンパリング用=油に香りを移す工程用】
- ココナッツオイル大さじ1(なければサラダ油)
- マスタードシード小さじ1/2
- タカノツメ1本
- カレーリーフ10枚くらい(なければ省略)
- タマネギ50g、中1/5~1/4個(粗みじん切り)
作り方
- 鍋にトゥールダールと水を入れて煮る。水面が豆より2cm高くなるくらい。
- 沸騰してきたら、にんにく、青唐辛子、ターメリック、クミンシードを加える。ポコポコ泡が出るくらいの状態を保ちつつ煮る。途中、豆がかなり水を吸うので、トロトロのポタージュ状をキープできるように適宜水を足す。豆の形がやや崩れてくるまで。
- 蕪を加える。蕪の形がやや崩れてくるまで(10分くらい)煮る。
- 火を止める。塩、ココナッツのペーストを加えてまぜる。
- 【テンパリング】をする。フライパンにココナッツオイル、マスタードシードを入れて、中火で加熱する。マスタードシードが弾け始めたら、タカノツメを加える。さらにカレーリーフを加えて、10秒程度フライパンを揺すって油に香りを移す。タマネギを加えて、やや強めの火で炒める。タマネギがやや茶色く色づいてきたら、油ごと豆の鍋に加えてまぜる。
- 再度沸騰させて、弱火で5分煮る。
- お好みで刻んだ香菜(分量外)を加える。
- 食べる。
注意点
- 豆と蕪の崩し方。形が残りすぎていると、食感が硬すぎて筆者は好きではありません。かと言って、形がほぼ残っていないくらいまで煮てしまうと絶望的にマズイです。目安としては写真くらい。例えば、蕪を煮る時間が10分とすると、蕪を加えるタイミングは「豆の煮え具合がちょうどよくなる10分前」ということになります。
- 水加減。人によって好みはありますが、ひとまずトロトロのポタージュ状を目指します。常にできあがりをイメージしつつ、途中で加える水の量を調整します。
- 結構めんどくさいことを書きましたが、テキトーにやりましょう。何らかの食べ物ができることには変わりありません。
食材について
- トゥールダール→サンバルに使われる豆。一応和名がある(キマメ)。香りにややクセがあり、好みが分かれそう。インド料理に馴染みにない人にはムングダールが無難かもしれません。そもそも、インド料理に馴染みのない人がこの料理を作るかといわれると疑問ではありますが。
- ココナッツファイン→本来は削ったココナッツの果肉を使用します。ココナッツファインは乾燥品なので、ジャリジャリした食感が残りやすいです。ミキサーにかけるときは、ややしつこく回しましょう(それでも限界はある)。
- ココナッツパウダー→お湯で溶くとココナッツミルクになる粉。そのつど必要なぶんだけ使えるので、缶入りと比べると使い勝手が良いです。ただ、少しインスタントっぽくはある。
では、また書きます。
その他、シブめの料理はこちら。
筆者がよく利用している通販サイトも掲載しておきました。