いつも地元のお客さんでいっぱいのベジタリアン料理店のご紹介です。
以前の記事でも触れましたが、インドは国民の半数がベジタリアンというベジ大国。ベジとノンベジの区別が明確になっています。
例えば、こちらのメニュー
赤い四角の中に赤い丸印、これがノンベジ(動物性原料含む)マーク。
緑がベジタリアンを示します。
スーパーで売られている食品にもすべてこのマークが振られています。
御託はこれくらいにして
早く食わせろ、という読者の声が聞こえてきそうです。
食わせることはできませんが、見せてあげます。
はい、到着。
建物の入り口。
お目当ては Badettu Restaurant。1st Floorってのは2階のことです。
Sarovaram っていうのがこの施設全体の名前なのかもしれません。
階段を登ります。
創業者の写真があります。
2階にあるレストランの入り口。
壁の絵はKrishna クリシュナでしょうか。
ガネーシャとクリシュナはインド人から愛されているのか、よく見かけます。
店内の様子。
空席はあるのですが、ひっきりなしにお客さんが来ます。
軽めにしておきます、軽めに。
この日は短い間隔で食べる予定が組み込まれていたため、軽食ですませることに。こちら軽食類のメニュー。
まずはラッサム。
南インドで日常的に飲まれている酸っぱ辛いスープです。
なんだかものすごく味がしっかりしています。旨味というか…野菜の質のせいでしょうか。
つづいてペーパードーサ。
ついさっき「軽め」と言ったような気がしますが、これは「軽め」に含まれるのでしょうか。「バナナはおやつに含まれるか問題」と同じくらい根の深い問題です。
このように折りたたんでから食べます。
サンバルとココナッツチャトニ付き。
今回は「軽めに」すませたので食べていませんが、この店でイチオシなのはバナナリーフ・ミールスなのです。
バナナの葉の上で強制食べ放題
「強制」と「放題」、矛盾しています。
釈明させてください。
バナナリーフ・ミールスを注文すると、まずこのようにバナナの葉がテーブルの上に置かれます。後方でおニューな葉っぱが待機していますね。
今回は食べていないので、4年前の写真の写真。生々しいことに日付入り。こんなふうにドカドカと料理が盛られます。
おかずもライスも食べ放題です。
ただし、日本の食べ放題と異なること…
それは…
店員が勝手におかわりを盛る。
おかわりの意思表示をしたら盛られるのではありません。
ストップの意思表示をしない限り盛られつづけます。
慣れないうちは要注意です。
油断していると事務的な動きで盛られます。
とはいえ、とにかくおいしいので許せる(笑)。
筆者はこの店で初めて「一生ベジタリアンでもよくね?」と思ってしまいました。
この店について、まとめ
- 本店はBTHというホテル(バーラト・ホテルという名前で「地球の歩き方」にも載っていたような気がします)。
- ほぼすべてのお客さんがバナナリーフ・ミールスを食べています。
- 本店にもバナナリーフ・ミールスがありますが、こっちのほうがおいしい。
- ステンレスの皿に盛られたミニ・ミールスもあるそうなので、オーダーするときは間違いのないように「バナナリーフ」を強調しましょう。
- 手食が普通なので、スプーンなどが必要な場合はスタッフにお願いする必要があります。すぷーん、ぷりーず。
- バナナの上にココナッツフレークをかけて蒸した「バナナ・ボナンザ」というメニューがあるらしい。いつもあるわけではないようで、筆者はまだありつけていません。
- 筆者が経験した範囲ですが、インドの飲食店ではメニューブックに載っていても「そのメニューは not available」とか普通に言われます。
- いつでもあるわけではない、というのがむしろ面白い…と思える人はインド向き。
最後に、このレストランの入り口前でお菓子が売られています。
ここの Rava Kesari ラバ・ケサリが絶品!
ケサリとはセモリナ粉、砂糖、ギーなどを固めたお菓子です。
是非買って帰りましょう。
筆者は買って帰りませんでした。
駐車場で食べましたので。
軽めに。
では、また書きます。
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