インドにおいしいお菓子はあるのか。
あります。
Sri Krishna Sweets クリシュナ・スイーツ。
筆者はこの店を知るまで
「インドのお菓子…うーん、あえて食べる必要はなさそう」
と思っていました。
インディアン・スイーツと来れば…
Ghee ギーです。
ギー。
年のせいか、最近リピートするのが癖になっています。
ギーというのはインドのすましバターのことで、お菓子作りに多用されます。ギーの香りが好きな方はインディアン・スイーツにハマる可能性大。
こちらがショーケース。
はっきり言って、これを見て「おいしそう」と思うかというと微妙です。
筆者はすでに「おいしい」という情報がアタマにインプットされてるので…。
いや、でもウマイんだって!
ほんとに!
それ、もうひとつ写真を!
…あまり印象が変わらないかな。
では、拡大しましょう(拡大しても変わらない)。
Laddu ラドゥ各種。
ひよこ豆の粉やセモリナ粉、ココナッツで作る団子状のお菓子。
Soan Papdi ソーン・パプディ。
これは日本のインド系食材店でも売ってるのをよく見かけます。
出ました、Gulab Jamun グラブ・ジャムン。
コアという濃縮乳から作ったダンゴを激甘シロップに浸けたお菓子。
トレイに染み出したシロップがすべてを語っています。
「トレイ」を「トイレ」と入力しそうになって少し焦りました。
情け容赦ないインディアン・スイーツのひとつ。
筆者は大好きです。
つづいて、こちら。新大久保界隈でよく見る形ですよね、これ…。
やはり染み出すシロップ。
このへんはよく分からないお菓子です。
右側のお菓子、和菓子みたいなビジュアルですね。
スナック系のお菓子もあります。
日本でも一部似たようなお菓子が売られています。
食べ始めると止まらなくなる危険なやつ。
最後に一番のおすすめを紹介します。
マイソール・パク!
マイソール・パク!
Repeat after me!
実際に発声してください。
独り暮らしの方も発声してください。
さあ、声に出すんだ!さあ!!
リピートできた人だけ続きを読んでよし。
なぜかマイソール・パクだけショーケースに並んでいなくて、奥のほうに置かれていました。
マイソール・パクというのは、ひよこ豆の粉、ギー、砂糖、カルダモンで作る半固形のスイーツです。
こちらのお店のものはしっとりした感じで、口に含むと粉がサラっとほどけて、ギーの香りが鼻から抜けていきます。めっちゃウマイ。
買い方
まずは箱を選びます。
大、中、小、3種類の箱があるようです。
大きいつづら、小さいつづら、みたいな話ではありません。
選んだ箱に好きなお菓子を選んで詰めてもらいます。
後は量り売りです。
以上。
筆者は「中」の箱に詰めてもらいました。
「マイソール・パクをキチキチに詰めてくれ」とお願いしたら、こうなった。
いや、まだ入るだろ!
ラドゥの間にスキマがあるじゃん!
…と言いたかったのですが、意地汚い日本人と思われたくなかったので(←真実であることは確かだが、真実とは往々にして隠蔽されるんである)、やめておきました。
来年は全部マイソール・パクにしよう。
コーチン市内のSri Krishna Sweets、筆者が知っている範囲では2店舗あります。
今回紹介しているのはKadavanthra Junction店。
もう1つは毎年泊まっているGrand Hotel のすぐ近く。
ここのお菓子を食べるとインディアン・スイーツのイメージが変わります。
もともとはタミル・ナドゥ州のお店のようです。
南インドへ行く機会があれば、探してみてください。
では、また書きます。