ゆでたまごをメインの具材にしたカレーを紹介します。
ゆでたまご…
日本ではカレーライスの定番トッピングのひとつですが…
ゆでたまごを具材にしたカレーがあってだな
インドにはゆでたまごをメインの具材としたカレーがあります。
「メインの具材とした」というか「具材がゆでたまごだけ」と言ったほうが正しいようだね…。
こちらもケララで習ったレシピが元になっています。ケララではエッグカレー、エッグマサラをアッパム appam という米粉を使ったクレープ(と呼んでいいのか、説明がむずかしい)のようなものと合わせるのが定番です。
アッパムは私にはまだ作れないので勘弁してください(笑)。
では作るのだ
【材料1】
ゆでたまご4個
タマネギ1個(みじん切り)
青唐辛子2本(縦にスリットを入れる)
トマト250g(粗みじん切り)
香菜(ザクザク刻んで大さじ1)
ミント(ザクザク刻んで大さじ1)
ケチャップ大さじ1
ギー大さじ2
カスリメティ大さじ2
塩小さじ2と1/4
【材料2・ホールスパイス】
カルダモン5個
クローブ4本
シナモン3cm×2個
【マサラペースト用スパイス】
以下の材料をミルなどを使って水少量とともにペーストにする
にんにく2かけ
しょうが親指大
〈ホールスパイス〉
クミンシード小さじ1強
メティシード小さじ1/4
〈パウダースパイス〉
ターメリック小さじ2/3
カシミリチリ小さじ2強
【手順】
- 鍋にギーと【材料2・ホールスパイス】を入れて中火で加熱。カルダモンやクローブがふくらんでいい香りがしてくるまで。
- タマネギ、青唐辛子を加えて炒める。強火。炒め具合はこれくらい。
- 弱火にしてマサラペーストを加える。弱中火で常にかきまぜつつ2分くらい炒める。
- トマトと塩を加えて、トマトがほぼ崩れるくらいまで炒める。
- 香菜、ミント、ケチャップ、水100ccを加えて、蓋をして弱火で20分煮る。
- 縦半分に切ったゆでたまごを加える。
- カスリメティを手でモミモミしてから加える。
- 刻んだ香菜(分量外)を加えて完成。
- 食べる。
【注意点】
- 肉やシーフードを使ったカレーとは違って、ゆでたまご自体から味が出るわけではないので、グレービーに(手順5終了までにってことですね)しっかり味を付ける必要がある。
- なので、タマネギの炒め具合もやや深めです。例によって光の加減で茶色が薄く見えますが、実際にはもう少し濃い。肉カレー用か!ってくらいに炒めています。
- そんなわけなので、このメニューに関してはトマトの熟し具合が特に重要です。カレーの味に直結してきます。数日前に買って置いておくとうまくいきやすいですが、面倒ならそのまま使ってOK です。
- 毎回のように書いていますが、水の入れすぎは厳禁。自信がなければ最初は少なめに入れて、様子見しつつチマチマ加えましょう。
- シメに加える分量外の香菜は、「おいおい、マジか?」っていうくらい思いきってドッサリ入れるとおいしいです。
【食材のこととか】
- インドでゆでたまご…というと、必ず完熟です。日本の卵なら半熟でもイケると思います。というか、そのほうがおいしそう。ゆでたまごを崩してライスとグチャまぜにして食べましょう。
- ケチャップ→インドの家庭でもよく見かけます。
- カスリメティ→メティ(methi,fenugreek)の葉っぱを乾燥させたもの。私はほとんど使いません。種はスパイスとして使われます。
- カシミリチリ→入手できなければ、カイエンペッパー+パプリカパウダーで。
- 元はパニールカレーのレシピです。パニール(インドのカッテージチーズみたいなの)が入手できるなら是非パニールで。
では、また書きます。