南インド、ケララ州のドライなエビの炒め物を紹介します。
料理の特徴を簡単に説明します。
- ココナッツオイル、カレーリーフ、コカムKokumの香り
- スパイスの使い方はかなりシンプル
- 塩をしっかりきかせる
- おつまみに良さそう
- もとの名前はPrawn Ularthu
では、作ります。
材料(3食分)
【以下をマリネして1時間置く】
- エビ30尾
- にんにく1かけ(やや細かめにつぶす)
- しょうが(にんにくと同量。やや細かめにつぶす)
- 青唐辛子2本(つぶす)(ししとう、適当な大きさにカットしたピーマンでも)
- カレーリーフ10枚くらい
- コカム Kokum 2個
【その他の材料】
- ココナッツオイル大さじ3+大さじ1(なければサラダ油)
- タマネギ150g、中3/4個(繊維を断ち切る方向にスライス)
- 塩小さじ1/2+小さじ1/4
- ターメリック小さじ1/2
- ブラックペッパーパウダー小さじ1
にんにく、しょうが、青唐辛子のつぶし加減は写真参照(これは別の料理を作ったときの写真なので、分量は少し違います)。みじん切りでも可。
作り方
- 広めの鍋にココナッツオイル大さじ3を熱し、タマネギと塩小さじ1/2を加える。強めの中火で炒める。
タマネギが色づき始めたら、ターメリックとブラックペッパーを加えて、さらに炒める。タマネギが7割程度色づいたら(写真参照)、器に移して置いておく。
- 同じ鍋にココナッツオイル大さじ1を足して加熱する。エビ(マリネごと)と塩小さじ1/4を加える。中火でかきまぜながら炒める。水分をしっかり飛ばす。
- タマネギを戻してまぜる。中火でかきまぜながら炒める。水分をしっかり飛ばせたらできあがり。
- お好みで刻んだ香菜(分量外)をちらす。
- 食べる。
ショッパめ、ドライな仕上がりになります。
注意点
- エビよりはタマネギに塩味をつけます。ショッパめに。
- エビを加えた後の工程で、水分をしっかり飛ばすこと。エビが硬くなるのを怖がって炒め時間を減らすと、水分を飛ばしきれずにベチャついた仕上がりになりやすいです。食感よりは水分を飛ばすことを重視します。
食材について
- コカム Kokum→筆者も詳しくは知りませんが、ガルシニア・インディカの皮を乾燥させたもの?かな(笑)。スリランカ料理で使用される「ゴラカ」でも代用が効くのかもしれませんが、未検証。
- タマネギ→本来はエシャロット Shallotという小タマネギを使います。
- ペッパー→ケララ州マラバール地方原産。ケララ料理でよく使用されるスパイスのひとつ。
- スパイスの使い方がシンプルではありますが、ペッパーでしっかりとパンチをきかせる、というのがいかにもケララっぽい。
では、また書きます。
ケララのシーフード料理はこちら。