ピックルとはインドのスパイスオイル漬けです。
各種野菜、肉、エビ、さらにマンゴーを使ったものなどなど、様々なバリエーションがあります。
魚のピックルはちょっとマイナーかもしれません。
簡単に説明します。
- 魚を使用
- ココナッツオイルを使用
- 酢を使用
- 辛い
- 南インド、ケララ州のクリスチャン家庭の味
- おつまみにおすすめ
アバウトすぎる説明です。
ココナッツオイルや酢を使用するのは、ケララのクリスチャン料理であることと関連が深いのではないかと思います(酢はインドのクリスチャン料理でよく使用されます)。
では、作ります。
工程ごとに材料と作り方を書いていきます。
1.まぜる
【以下をボールに入れてまぜる】
- 魚500g(メカジキを使用、一口大に切る)
- にんにく(すりおろし)小さじ1/2
- しょうが(すりおろし)小さじ1/2
- 塩小さじ1
- ターメリック小さじ1/2
- カシミリチリパウダー小さじ1
2.魚を焼く
【材料】
- 油適量(フライパンの底を覆うくらい)
【作り方】
- フライパンに油を熱し、工程1の魚をスパイスごと加える。弱中火で炒める。途中で魚をひっくり返して5分くらい。魚だけ器に移す。
3.合わせる
【材料】
- ココナッツオイル大さじ4(なければサラダ油、または太白ごま油)
- にんにく(すりおろし)小さじ1
- しょうが(すりおろし)小さじ1
- カレーリーフ7、8枚(なければ省略)
- カシミリチリパウダー大さじ1
- マスタード小さじ1(ミルなどで挽いて粉末にする)
- ジンジャーパウダー小さじ1/2
- メティ(フェヌグリーク)小さじ1/4(ミルなどで挽いて粉末にする)
- ヒング小さじ1/4
- 塩小さじ1と1/2
- お湯80cc
- 酢大さじ2
【作り方】
- 広めの鍋(魚を焼いたフライパンとは別)にココナッツオイルを熱し、にんにく、しょうが、カレーリーフを入れて軽くまぜる。
- 弱火にして、カシミリチリパウダー、マスタード、ジンジャーパウダー、メティ、ヒング、塩を加える。弱中火で軽く炒める。
- お湯、酢を加えて1分煮る。
- 魚を加えてまぜる。
- 冷めたらビンなどに入れて、1日置いておく。
- 食べる。
この時点ではややゆるめですが、1日置くとちょうどいい濃度になります。
注意点
- 注意点というほどのものはありませんが、魚を炒めすぎないこと。硬くパサパサになってしまいます。
- 実をいうとインドで見たときは、魚を約10分炒めていました。当然ながら身は硬くなります。おそらく長期保存を前提とした作り方なんでしょう(冷蔵庫で1~2か月はもつ、とのこと)。
- ただし、このレシピではできるだけ魚を加熱しないように作っていますので、できるだけ早めに食べたほうがいいと思います(1週間くらい?)。
食材について
- カシミリチリ→赤色が鮮やかで辛味がおだやかな唐辛子。ポークビンダルーなどにも使用される。インド食材店で売っていることがあります。
- 酢→インドのクリスチャン料理で多用されます。筆者が見た範囲では、特に肉料理でよく使われる印象があります。フツーの米酢でOK。
- エビ、イカ、ホタテなどでも作れます。
一度にたくさん食べるものではありません。ちょっとした付け合わせや酒のつまみとしておすすめです。
では、また書きます。
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