インドのスパイシーな唐揚げ、チキン65(ちきん・しっくすてぃーふぁいぶ)。
ヤツを改造してやる。
緑色の何かに改造してやる。
…あやしい始まり方ですが、内容もあやしいです。
香菜(コリアンダーリーフ、パクチー)のペーストを利用して、チキン65を改造できないかと思い付き、試作をしてみました。
きっかけになったのは、こちらのチキンビリヤニ。香菜のペーストを使用します。
大まかな流れとしては
- スパイスと香菜ペーストで鶏肉をマリネ
- ソースを作る
- 鶏肉に衣をつけて揚げる
- 揚げた鶏肉をソースを合わせる
となります。
結論から言いますと、半分失敗でした。
香菜ペーストの存在感がほぼなし!
…という点が失敗。本来の趣旨を満たせていません。
ただ、使用するスパイスを変えたことで、かなり違う仕上がりになりました。これはこれでイケる味なので、作り方を書いておきます。
試作の結果として読んでください。
目次
材料と作り方
鶏の唐揚げと作り方は大差ないので、日本人にも馴染みやすいのではないかと思います。
1.鶏肉をマリネする
【以下をまぜて1時間、できれば一晩置いておく】
- 骨なし鶏肉500g(皮を取り除いて、唐揚げに使うくらいの大きさに切る)
- にんにく(すりおろし)小さじ1
- しょうが(すりおろし)小さじ1
- ターメリック小さじ1/2
- コリアンダーパウダー小さじ1
- ブラックペッパーパウダー小さじ1
- 塩小さじ1
- 香菜ペースト(刻んだ香菜1/2カップをヨーグルト大さじ3、レモン汁小さじ1とともにミキサーでペースト状にしたもの)
2.衣を準備する
【材料】
- ライスパウダー大さじ2
- コーンフラワー大さじ4
粉をまぜ合わせる。
コーンフラワーを使うと、フライドチキンっぽい仕上がりになります。
小麦粉や片栗粉でもいいと思います。
3.ソースを作る(第一段階)
【材料】
- ココナッツオイル40cc(なければサラダ油で)
- カレーリーフ10枚くらい
- にんにく(粗みじん切り)小さじ2
- 青唐辛子4本(小口切り、ししとうで代用可)
- カルダモン20個(皮をむいて種の部分を取りだし、粗く砕く)
- 粗挽きブラックペッパー小さじ2
- 底の浅い広めの鍋にココナッツオイルを熱し、カレーリーフを加える。油がはねるので注意。
- 火を弱めて、 にんにく、青唐辛子、カルダモン、ブラックペッパーを加えて軽く炒める。
4.鶏肉を揚げる
マリネした鶏肉に衣を付けて別の鍋で揚げる。揚げ時間は5分くらい。
このままでもスパイシーな唐揚げとしておいしく食べることができます。
5.ソースを作る(第二段階)
【材料】
- にんにく1かけ(粗めにつぶす)
- コリアンダーパウダー小さじ1
- 塩小さじ1/2
- 砂糖小さじ1
- ヨーグルト大さじ3
- 「ソースを作る(第一段階)」の鍋を弱中火にかけ、上記の材料を加えてまぜる。ごく軽く炒める。
6.唐揚げとソースを合わせる
書いたまんまですが、合わせる。まぜる。食べる。
チキン65からの変更点と結果
- 前述のとおり、鶏肉をマリネする際に香菜ペーストを使用しています。しかし、香菜の存在感はほぼなし!
- いっそのこと、ソースのほうに香菜ペーストを加えて(緑色のソースになる)、揚げた鶏肉を合わせるほうがいいかもしれません。チキンティッカ風にすれば、手堅くおいしくできるのは分かりきっているのですが…それでもやる(笑)。
- カイエンペッパー(赤い唐辛子の粉)を使用していません。代わりにコリアンダーパウダー(柑橘っぽい香りがします)を使い、爽やか路線に走る。
- クミンパウダーの代わりに、粗く砕いたカルダモンを使用しています。おかげで金銭的、時間的コストが上がっています。ブラックペッパーとカルダモンの組み合わせ、やはり素晴らしいです。簡易版ガラムマサラとしても使えます。
- カルダモンの存在感によって、チキン65とはかなり違う印象の料理になっています。
あとは、香菜の存在感をどう出すかが問題です。
最後に緑ソースと合わせる方法でやってみますか…。
では、また書きます。
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