Nimmyさんは筆者が毎年ケララで料理を習っている先生です。
爆食旅行記初日につづいて、2度目のクッキングクラス。
この日は出発前にホテルで朝食を食べました。
本日の朝食。
ヘタれたドーサとアッパム。インドのインド飯がすべてウマイわけじゃないんだよな。
でも、サンバルはおいしい。 pic.twitter.com/qwwmQfU5mB— レシピ垂れ流しブロガー (@CurryEnghi) 2018年5月2日
日本でも同じことが言えますが、インドで食べるインド料理がすべておいしいなんてことは当然ありません。
そういうわけなので、インドへ行きさえすればインドの「空気」が自分を成長させてくれるなんてことも当然ありません。
情報がインターネットに溢れているにも関わらず、なぜわざわざインドまで行くのか、その理由は突き詰めて考えなければならないと思っています。そのためには、インターネットから何が入手できて何が入手できないのかを判別する必要があります。
とか言いつつ、自分でも確信が持てないまま毎年インドへ行っていたりします(笑)。
確信するまで待ってたら、死ぬまで実行できないからね。
それから、念のため…
Grand Hotel の食事ですが、ランチとディナーはしっかりおいしいです。
地元のお客さんでいっぱい。
朝食だけがダメなのです。
Nimmy さんちに到着
久しぶりに真面目なことを書きました。
今回のテーブルセッティング。青が基調になっています。
いま気付きました。
前回のテーブルセッティングと色の使い方がガラリと変わっています。
こちら前回のもの。
前回は赤が基調になっていたんですね。
テーブルセッティングって、意外と面白いかも…。
今回は特に絶品揃い
作り方は筆者の試作後に。ほとんどの場合、食材の性質のせいなのか、教えてもらったとおりにやってもうまくいかないのです…。
まず、チキン65。ちきん・しっくすてぃーふぁいぶ。
スパイスを使った唐揚げのようなものです。名前の由来は諸説あるようです。
めっちゃウマイ。
淡白なんだけど、しっとり。
いくらでも食べれるデンジャラス・チキン。
つづいて、フィッシュ・モーレ。
Moilee(モーレ、モーリー、モイリー)とはココナッツミルクでササッと煮た料理。
使用している魚はカリミーンという淡水魚。
ケララでは高級魚で、実際に味も素晴らしいです。
このモーレは絶品。いろんな店で食べましたが、これがベスト。
お母さんから引き継いだレシピなんだそうです。
モーレはアッパム(米粉、ココナッツミルクで作るパンケーキみたいなもの)とともにいただきます。こんな感じで。
Theeyal
けずったココナッツの果肉を茶色になるまで炒めたものを使って作ります。
甘味、酸味、少しの辛味がありました。個人的にかなりのヒット。
にんじんとインゲンのスパイス炒め。
シンプルですが、野菜の味の強さもあってかなりおいしい。
マンゴーピックル。
ピックルというのはスパイスオイル漬けで、長期保存ができます。
Raw Mangoが入手できなかったから甘いので作った… とのことでしたが、これまたウマイ!
ケララでよく見るプリプリした米。
デザート。
クレープみたいなものの中にココナッツが入っています。クレープがマンゴーのシロップを吸うことで極楽なおいしさに…。
今回は特に絶品続きでした。
あまりのハードルの高さに途方に暮れますが、そのおかげで自分の作る料理について常に不満を持っていられます。
良いものを知れば自分の拙さが分かります。
理想をどんどんアップグレードすることで、自分の伸びしろを確保することができます。
「理想と現実の差は大きければ大きいほど良い」と筆者は思っています。
わざわざインドまで行く意味のひとつになり得るかもしれません。
では、また書きます。
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