ケララにはおいしいエビ料理がたくさんあります。
今回はグレービー(カレーソースのこと)を濃厚に仕上げるマサラタイプのカレーを紹介します。
書いていて自分でも訳が分からなくなってきました。
マサラっていうのは、カレーの濃いヤツです。
だから、「エビのマサラ」。
では、作り方を紹介します。
材料
【スパイス以外の材料】
- エビ18~20尾(潰したしょうが少々でマリネ)
- エシャロット100g(スライス)(なければタマネギで)
- 青唐辛子1本(縦に割る)(なければ、ししとう小口切り)
- ココナッツオイル大さじ2(なければサラダ油で)
- カレーリーフ10枚くらい
- にんにく小さじ2(すりおろし)
- しょうが小さじ1(すりおろし)
- Kokum 2個(なければレモン汁で、というか普通はないだろ)
- 塩小さじ1
- ココナッツミルク70cc
【ホールスパイス】
- フェヌグリーク(メティ)小さじ1/2
【パウダースパイス】
- ターメリック小さじ1/4
- カシミリチリ小さじ2(なければカイエンペッパー小さじ1/2)
- クミン小さじ1
作り方
- 鍋にココナッツオイル、フェヌグリークを加えて中火で加熱する。フェヌグリークの色が茶色になり始めるくらい。
- エシャロット、カレーリーフ、青唐辛子を加えて強火で炒める。常にかきまぜない。広げて焼く→まぜる→広げて焼く…というイメージで徐々に火を弱めていく。写真くらいの状態になったら、小皿などにエシャロットを半分取り出して置いておく。
- 弱火にして、にんにく、しょうが、パウダースパイスを加える。弱中火で2分くらい炒める。
- エビを加えてまぜる。水が足りないようなら少しだけ足す。
- Kokumと塩を加え、フタをしてエビに火を通す。余熱まで利用して、加熱時間は最小限に。
- ココナッツミルクを加える。
- 置いてあったエシャロットの半量を加えて完成。
- 食べる。
注意点
- フェヌグリークは焦げやすいので、加熱しすぎないように。
- 完成時に鍋の中にある「水分=カレーソース」にあたるのは、「作り方4」で加えた水、エビから出た水分、ココナッツミルクの合計量になります。出来上がりの水分量をイメージしつつ、鍋に入れる水の量を調整します。とにかく水の入れすぎは厳禁。
- インドカレー全般に言えますが、時間を置くと水分量が減ってカレーが濃くなります。そういうときは水を少しだけ加えて再加熱すれば、元の濃度に戻ります。すぐに食べないなら、わざとゆるめに仕上げるのもアリ。
食材について
- エシャロット→根らっきょうではない(要注意!)。ケララで頻繁に使われているShallot(小さいタマネギのような野菜)のこと。
今回はベルギーエシャロットを使用しました。タマネギよりはかなりShallot に近いです。なければタマネギでOK。
- Kokum→コカム。ガルシニアという植物の実の皮を乾燥させたもの。酸味付けに使われる。食材として検索するなら「ゴラカ」。レモン汁でも十分です。
- カシミリチリ→赤色が鮮やかであまり辛くない唐辛子。インド食材店へ行くと置いてることがある。なければ、カイエンペッパー(唐辛子の粉)。
筆者の反省点
- ケララで食べたものはかなり味がしっかりしていましたが、やや味が弱くなってしまいました。ココナッツオイル大さじ3、エシャロット150gにするか?
- エシャロットの切り方は「千切りか?」というくらいに細くしたほうがいいと思います。
では、また書きます。
この料理が登場する記事はこちら。
ケララ風エビカレーのレシピはこちら。