今回は家庭料理としてのチキンカレーを紹介します。
南インド・タミルナドゥ州の一般家庭のチキンカレーがもとになっています。
特徴を簡単に挙げておきます。
- 水を使わず、トマトと鶏肉の水分で作る
- 日本人が持つ「カレー」のイメージに近く、馴染みやすい味
- ライスに合う!
かなり日本人ウケしやすい味だと思います。
では、作ります。
材料(2~3食分)
トマトを撮り忘れています。
気付いたら、もう鍋の中でした。
【スパイス以外の材料】
- 骨なし鶏もも肉、皮を取り除いて300g(骨付きなら500g)
- サラダ油大さじ3
- タマネギ200g(縦半分に割ってから更に縦に3等分し、繊維を断ち切る方向にスライス)
- にんにく(すりおろし)小さじ1
- しょうが(すりおろし)小さじ1
- 青唐辛子1本(縦に切れ目を入れる)(なければ、ししとう小口切り)
- トマト250g(粗みじん切り)
- 塩小さじ1と1/4
- ココナッツミルク大さじ1(なければ省略)
【ホールスパイス】以下をミルなどで挽いて粉末にする
- クローブ3本
- ブラックペッパー小さじ2/3
- クミン小さじ1と1/2
- フェンネル小さじ1と1/2
- シナモン1cm×6cm
【パウダースパイス】
- ターメリック小さじ1/4
- カイエンペッパー小さじ1/2
- ガラムマサラ小さじ1/2
作り方
- 鍋に油を熱し、タマネギを入れて炒める。できるだけ強火で、写真くらいまで。
- 弱火にして、にんにく、しょうが、青唐辛子を加えてまぜる。
- ミルで挽いたスパイス、パウダースパイス、塩を加えて、弱中火で粉っぽさがなくなるまで炒める。
- トマトを加えて、木ベラなどで適当につぶしつつ、ほぼ崩れるまで炒める。
- 鶏肉を加えてまぜる。沸騰したら弱火で15分煮る。写真は15分煮た後。
- ガラムマサラを加えて、2~3分煮る。
- ココナッツミルクを加えてまぜる。
- 食べる。お好みで香菜をふる。
注意点
- タマネギはしっかりめに炒めますが、完全に茶色にはしません。完全に茶色になるまで炒めると、タマネギの味がかなりキツくなります。
- かと言って、炒めが足りないとタマネギの甘味が出てしまうわ、水分は残るわで、締まりのない味になります。イメージ的には半分茶色になるくらい。
- 水をまったく入れずに作ります。鶏肉からも水分が出るので、鶏肉を入れた後に少し様子を見ましょう。それでも水分が足りないようなら、そこで初めて水を足します。
食材について
- 骨付きの肉でも作れます。その場合は500g、煮る時間も長くなります(40~50分)。骨付き肉のほうが水分量が少ないので、鍋の様子を見つつ必要であれば水を足します。
- 鶏肉の皮を取り除いていますが、お好きなら皮付きのままで構いません。ただ、仕上がりが少しオイリーになります。
- 南インドの肉カレーはフェンネルを使用するものが多いです。使い道に困っている方は是非(笑)。
では、また書きます。
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